第62回 三味線組歌演奏会 2025年12月20日土曜日
- fukushima
- 2025年12月29日
- 読了時間: 2分
2025年12月20日、京都ロームシアターにて 三味線組歌演奏会が開催されました。
「三味線組歌」とは「すべての三味線音楽の中で最初に成立した歌曲」のことで、もともとは三味線音楽の基本となる手を演奏するもの、という意味で「本手」とよばれていたそうです。 短い歌がいくつか組み合わさっているので「組歌」と言われます。
ご興味をお持ちになられましたらぜひ「三味線組歌」を検索してくださいませ。
詳しい情報が出て参ります。
今年は京都がお当番の年、ということで、京都當道会の会員として「待つにござれ」を演奏させていただきました。 当日は会場内での撮影は固くお断り、ということで残念ながら写真はありません。 緋毛氈の上に黒留袖の30人近くが整然と並んで格調高く演奏しました。 プログラムには、全歌詞が掲載され、関西外国語大学の井口はる菜先生の解説もとてもわかりやすく、楽しい演奏会でした。
5つの歌からなる柳川検校(けんぎょう)作曲「待つにござれ」1歌は「待つにござりた、愛しの君やノ、今夜ござらざ、焦がれ死のン」。 現代語訳するまでもなく、赤裸々な思いが伝わってきます。 カタカナで書かれた「ノ」とか「ン」というところにも、感情が込められています。 私たちが普段演奏する機会の多いのは江戸時代の後期にかけて完成した「京風手事もの」というジャンルですが、このジャンルのメロディには出てこないような不思議な音程やリズムも、三味線組歌には出てきます。 三味線組歌はマニアックなジャンルかもしれませんが、機会を見つけて三味線音楽の原点に位置する貴重な曲を聞いてみてくださいませ。





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