西児童館お箏クラブ 4回目(1)
- fukushima
- 2024年11月20日
- 読了時間: 2分
9月から始まった西児童館お箏(こと)クラブも4回目となりました。 今回は、知多の岡田神明社 雅楽部の河内司先生にお越しいただき、雅楽で使う楽器を紹介していただきました。
一つ目は篳篥。「ひちりき」と読みます。
竹の筒の表側に7つ、裏側に2つの穴が開いた「たて笛」です。
長さは20センチよりやや短いくらい。
口元には、葦(あし)という植物の茎から作った薄い2枚の板※1を差し込みますが、差し込む前に湿らせる必要があります。
そこで、河内先生は、殺菌効果もあるお茶に浸されるそうです。
どんな音かな?みなさんワクワクして待っていると、思ったより大きな音です。
テキストには「びっくりした」「うるさい」「救急車のサイレンみたい」とさまざまな感想を書いてくれました。
かの清少納言も枕草子の中で「うるさくて好きではない」と書き残しています。
雅楽では、篳篥の音色を「大地の音」「地上の人の声」といわれ、音量も大きいことから演奏を引っ張っていく役目をするそうです。
※1 篳篥では「ろぜつ」とよばれます。
洋楽器にも同じしくみで音を出すも楽器があり「オーボエ」「ファゴット」などダブルリード楽器とよばれるグループです。
2025年1月26日・日曜日のお箏クラブ発表会では、みなさんの「はたるこい」と篳篥を合奏しますので、楽しみにしていてください。

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